四季報を使った株の探し方
四季報の読み方
1.p3 市場別集計を見る
▶️これを見る事で市場別の平均値をどれ位上回ったかが分かる
特色:世界首位、業界首位、独自技術 特に注目。 その会社がライバルに大きな差をつける強みを握っている。
コメント:繁忙、動意、底打ち ポジティブなワードが記載してある銘柄に早く目をつけておく。
財務:自己資本率が最低でも30%以上に達している銘柄に対象を絞っておけば、経営が苦しい会社を選ぶリスクが減る。
理想
営業CF=+、投資CF=-、FCF(営業CF+投資CF)=+、財務CF(資金調達-返済)=-
本業での収支は+、事業を維持するための投資もきちんと行われたうえで余剰資金が生まれており、新たな借り入れも行なっていない
売上や営業利益が順調に伸びている。
テンバガーの見つけ方
1、増収率が高い
▶️4年間で売上高が2倍以上
2、売上営業利益率が10%以上
3、オーナー企業
4、上場から5年以内
テンバガーの買タイミング
過去5年間の平均PERと比べてみて割安タイミング
テンバガーの売りタイミング
成長ストーリーの崩れ、上場から5年以外で何か1つでも変化があったらいったん売って様子を見る
業績が良くなる直前の状態を表している会社四季報のキーワードとして注目してのが、動意づく、雌伏(しふく)▶️スランプのトンネルを抜けて急回復する可能性
動意づく▶️業績や株価が大きく動きそうな気配を示していること
雌伏▶️力を養いながら活躍できるチャンスを待っている状況
底打ち の解釈には注意
業績の悪化は止まったものの、V字の回復までは見込めないかも
繁忙 業績がピークアウトかも
ポジティブなキーワード
最高益 業績が好調で、過去最高益を更新することが期待される状況
連続増収増益 複数の年度をまたいで、業績が好調である様子
テーマの探し方、すでに四季報のコメントに多く出ているものは市場は織り込み済みなので、登場回数の少ないニューフェイスの中に潜んでいる
好業績続きでも、増収減益のキーワードを見つけたらご用心!
業績拡大がピークアウトかも
減収黒字、底入れ のキーワードが出ていたら、株価反発の可能性が!
一転減益はマーケットで好感されやすい
そもそも上場企業の多くは、株主から批判されないようにかなり控えめな業績予想を発表しがちです。こうしたことから、企業側の事前予想は「減益」であってもフタを開けてみると増益であるケースもよく見られます。そういった場合は「一転増益」と表現され、株式市場で好感されやすいです。
基本的に上方修正は、ポジティブサプライズとなって株価の上昇に結びつきやすいと言えます。ただし、発表前からその可能性がかなり高いとの予測が株式市場で広がっていた場合には、発表後にむしろ下落に転じるケースもあります。
四季報なら「良い減益」で割安に買える可能性も
しかし、売上が減っていなかったり、生産コストが増えていなかったりするにもかかわらず、減益が予想されていることもありえます。それは次なる成長のために先行投資を行っていたり、過去の負の遺産を処分して特別損失が発生していたりして、それらが利益を目減りさせているケースです。そういった「良い減益」については、「会社四季報」の記者がコメント欄に記していることも多いです。
先行投資が実を結べば、先々で利益の拡大が見込まれますし、負の遺産がなくなれば経営も楽になってくるものです。本来、こうした「良い減益」は前向きに評価されて然るべきものです。ですから多くの投資家が「減益」というだけで悲観的に捉えて株価が下がっていたら、業績改善を見込める銘柄を割安に買えるチャンスとなりうるでしょう。